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とんぼ玉

とんぼ玉というものをご存知ですか?

とんぼ玉という一風変わった名称のこの玉は、中心に穴があいており、様々な模様や柄がほどこされたガラス玉のことを指します。
この名称は日本独自の呼び名で、その他の国々ではグラスビーズなどと呼ばれています。

tonbodama01.jpgなぜこのような名称がつけられたかについては、昔作られていたとんぼ玉の模様がとんぼの複眼に似た模様をしているから、などと言われていますが、はっきりしたことはわかっていません。
 
 
 

また、かつてはその模様に応じて呼び名が分けられていましたが、現在では模様や形に関係なくガラスでできたビーズのことを総称してとんぼ玉と呼んでいます。
 

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さまざまな模様もすべてガラスで作られているとんぼ玉。
 

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道具などを使って形のバリエーションも無限に。

これらのとんぼ玉はすべて、専用のガスバーナーでガラスを熔かすことから始まり、模様や形の成形など、全ての工程をひとつひとつ手作りするためにふたつと同じものがないのが特徴です。
 

とんぼ玉の歴史とその用途

とんぼ玉の起源は古く、ガラスの製法が発見されてまもなく始まりました。
完全なガラスの結晶としてのとんぼ玉は紀元前2,500年頃ぐらい前のものがメソポタミアで発見されています。

紀元前1,500年頃の古代メソポタミア時代、エジプト時代には高貴な人々の間で装飾や魔除けの宝石として重宝され、紀元前後に盛んに作られるようになったとんぼ玉は、やがて世界各地に広がり、日本では奈良時代からとんぼ玉が作られるようになりました。

 

中世から近世に入るととんぼ玉は交易品として用いられるようになり、16世紀から20世紀初頭にかけて、ヴェネチアをはじめとするヨーロッパ諸国では無数のとんぼ玉(トレードビーズ)を生産し、莫大な利益を得ました。

この頃のとんぼ玉はオランダ船により長崎に運ばれたと考えられ、日本でも長崎をはじめ、大阪、京都、さらに江戸でさかんにとんぼ玉が作られ、かんざしや帯留め、根付などに用いられるようになりました。

 

そして現代でもとんぼ玉は多くの作家をはじめ、手軽に自宅でできる工芸として一般の人々へも広がり、主に観賞用やアクセサリーとして人々を魅了しつづけています。

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