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ボロマックスワークショップ

先日kinariとんぼ玉教室京橋校にて、ボロマックスという高温で熔けるバーナーワーク用ガラスについてのワークショップを開催いたしました!

告知が開催日の1週間前だったにもかかわらず、たくさんの方にご参加いただき、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。

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ワークショップ

グラスアルケミー社(ボロマックス)創業者、ヘンリー・グリメット氏自ら(!)、ボロマックスガラスの特性について講義をしていただき、実際にガラスを熔かすデモを行っていただきました。

デモ担当は米作家ジェフリー・ロジャーズ氏。


ワークショップ

ボロマックスはキナリガラスとはまた違った色合いが魅力です。

還元炎、酸化炎など、炎の種類を変えてあぶると違った発色をする色もたくさんあります。
還元炎はガスが多めの炎、、酸化炎は酸素が多めの炎で、これらの炎を使い分けて制作します。


ワークショップ


デモではワインボトルの栓を作っていただきました。
線に切り返しのあるマーブル模様です。


ボロマックスとキナリガラスはおなじバーナーワーク用のガラスですが、その性質はだいぶ異なります。

膨張係数はキナリが128前後、ボロマックスは32.5。
膨張係数とは熱によって物体が膨張する度合いを表す割合で、数値が高いほどその変化が大きいことを示しています。

なので、キナリガラスの方が熱による変化が大きいことが分かります。

ボロマックスの膨張係数は耐熱ガラスで知られているパイレックスとほぼ同じ膨張係数なので、ボロマックスで作った作品もきちんと歪が取れていれば、レンジでチンしても非常に割れにくいガラスになっています。


使うバーナーも違って、キナリガラスは550℃くらいで熔けるのでエアー(空気)とガスを使用して炎を立ち上げる比較的低温のエアバーナーが適していますが、ボロマックスの熔ける温度は1200℃にもなるので酸素とガスを使用して炎を立ち上げる高温の酸素バーナーを使用します。

イメージで言うとエアバーナーはガスコンロの炎で、酸素バーナーは熔接などに使うバーナーのような青白くてシャープな炎といった感じです。


ボロマックスはエアバーナーで熔かすことはできません。

逆に、キナリガラスを酸素バーナーで熔かすことは可能ですが、酸素バーナーでは温度が高すぎてガラスが沸騰してしまったり、サラサラになって扱いがとても難しくなります。


他にも、ガラスの作業性や冷め足(ガラスの温度が低くなって動かなくなる速さ)など、キナリガラスとボロマックスにはさまざまな違いがあります。

どのガラスも同じだったらいいのに、面倒くさい!と思われるかもしれませんが、素材の特性をよく知って付き合うことは工芸の醍醐味とも言えます。

作りたい作品によって使用するガラスを変えたり、そのガラスの特性を生かした作品を作るとよりガラス工芸が楽しく広がりますので、機会がありましたらぜひ色々なガラスを使ってみてくださいね。